2019シーズンが終了しました。
まず1年間応援、サポートしていただき本当にありがとうございました。
今シーズンは新たな気持ちでヨーロッパ選手権を戦いましたが、結果的には散々なシーズンとなってしまいました。
まず1年間応援、サポートしていただき本当にありがとうございました。1月からフランスへ渡り、イタリア選手権やフランス選手権に参戦し、3月末の開幕戦に向けてスキルアップを計りました。
開幕レース前にはチーム監督とミーティングを行い、目標成績をTOP10としていました。
開幕戦では、目標達成とはなりませんでしたが、あと一歩という結果でした。
2戦目のイタリア大会では、他車と接触し鎖骨を骨折。
約1ヶ月間、治療、リハビリを行いました。
そして、骨折が治り、再スタートと思っていた5月半ば、練習中に転倒し、首のC1にヒビが入る大きな怪我をしてしまいました。
このとき、最初に診察をしたフランスの病院では負傷箇所のヒビを発見することができず、むち打ちとの診断結果だったので、そのままライディングを続けていたのですが、1ヶ月間痛みが引かず、むしろその痛みが増していたので、ベルギーの病院で診察をしたところ、C1にヒビが入っていることが判明しました。
そこで、7月に日本に戻り、九州大学病院で診察をしたところ、全治2ヶ月という診断が下されました。
その後、9月からライディングが出来ると信じ、9月末に開催されるモトクロス・オブ・ネイションズ出場を目標に、リハビリ、トレーニングを 行いましたが、首の回復が間に合わず、断念。
今シーズンのレース活動は終了となりました。
何一つ満足いくことのない、無様なシーズンでした。
怪我に怪我を重ね、レースも出来ずに、ただリハビリとトレーニングのみの生活で、1年を完全に無駄にしてしまったと思います。
ただ、日本人がなぜ世界のレースで勝てないのか、この理由が分かったことは大きな収穫でした。
世界選手権に出場するライダーは、モトクロスに対する姿勢が、圧倒的にストイックでした。
チームメイトのフランス人、オーストラリア人と一緒にトレーニングや普段の生活も一緒に過ごしてきましたが、食事 トレーニング、睡眠など、本当に生活の全てをモトクロスを中心に考えて行動していました。
今までも、自分の中ではやってるつもりでした。
ただそれを遥かに上回るほどモトクロスに集中しており、とにかく彼らの真似をしていました。
改めて自分の甘さを痛感するシーズンでした。
このシーズンで学んだことを糧に、さらに強いライダーへと成長したいと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。
能塚 智寛